ガントリー式摩擦攪拌接合設備は、ハイエンドの数値制御工作機械の理念に基づいて研究開発されたハイエンド溶接設備として、ベッドの剛性と動作安定性を確保するために、設計当初からその全体構造に対して完全な有限要素力学構造の最適化、運動学/動力学マッチングが行われました。設備本体は焼き戻し二次硬化処理が施された高品質な鋳造品を採用しているため、精度保持性に優れています。恒久垂下伸出ヘッドの設計により、攪拌ヘッドはZ方向の領域内においての精度を一致させます。同設備は工作機械業界の標準で製造されるので、優れた精度と同時に極めてよい信頼性を持ちます。主に新エネルギーバッテリーパックのシェル、大型水冷ヒートシンクなどの大型平面2Dシール構造の摩擦攪拌接合に適用されます。
また、厚くて面積も大きなアルミ合金の特殊摩擦攪拌接合に対して、片面40mmの厚さ、最大20mの長さ、最大16mの幅の大面積3D継ぎ目の自動溶接を実現します。同設備は双桁ガントリー構造、ダブルディファレンシャル主軸、重荷A/C振り子、引き戻し式摩擦攪拌接合主軸、高精度大トルク回転台、恒圧制御、フライス加工・溶接一体化工具、自己適応位置決めとクランプなどの機能を採用することができます。アルミ合金の大型貯槽の特殊な摩擦攪拌接合に対して、φ800mm-φ5,000mmの横式円周継目、φ800mm-φ5,000mmの縦式継目の溶接を実現できます。多軸駆動、引き戻し主軸、内張りによる駆動、外輪デジタル化圧迫などの機能を備えています。